
【musicpool事務局】 (2010年08月25日 22時24分)

テレビ朝日系で放送中の音楽情報番組『THE STREET FIGHTERS』(月曜25:21~25:51)が開催する、平成アーティスト(18歳以下)の頂点を決めるイベント<Hジェネ祭り>の決勝ライブが、8月21日(土)、SHIBUYA-AXにて開催された。
この日ステージに立ったのは、全国で数々の激戦を勝ち抜いてきた、8組。「音楽の甲子園」とも謳われるこの決勝ステージで、今年もまた数々のドラマが生まれた。

オープニングにゲストライブとして登場したのは、今年のSUMMER SONIC・ROCK IN JAPANにも出演を果たした小林太郎。まさに“成長”と“自信”に満ち溢れた圧倒的なパフォーマンスで、出演バンドの心奮わせるステージとなった。
その後、番組ナビゲーターのYASSと高山都の掛け声で、<Hジェネ祭り>が開幕。
トップバッターとして登場したのは、九州沖縄エリア代表のNeverlost。沖縄出身の彼らが繰り出す、“琉球スクリーモ”は見る者の度肝を抜いた。Vo:ユウのデスボイス、今大会最年少のBa:ソウのベースパフォーマンスなど、結成4カ月とは思えないステージングには、彼らの自信も伺えた。
2組目に登場は、東海エリア代表のFORM NOT FLAG。様々なフレーズを入れ込んだ“激情ロック”は、このステージに人生を掛ける意気込みをオーディエンスへと十二分に伝えた。多少の緊張感は見られたが、彼らの楽曲センスを改めて再認識させられるステージだった。
中国四国エリア代表の西航平は、この日初めての弾き語り。スクリーモ・激情ロックと続いたステージで、西航平の“元気になる”歌声に、オーディエンスの心は和まされる。彼から放たれる言葉と、十代とは思えない立ち振る舞いには、非常に親近感を覚えさせられた。
前半戦最後の登場となった、関東エリア代表GREEDY CLOVER。大会前のHジェネアーティストの着うた・着うたフルランキングで共に1位と、会場の期待を背負い登場した彼ら。大きな会場でも物怖じする事なく、GREEDY CLOVERの真骨頂でもある“グッドメロディー”という武器を、広い会場でも存分に発揮させた。

休憩前の最後のステージには、2組目のゲストライブとして大知正紘が登場。9月8日にリリースされる『手』も披露し、1500人の心を“繋げる”。SHIBUYA-AXの会場内が、大知正紘ただ一人の歌声と化した時、その形ある歌詞が自分の体中に入り込んでくる錯覚を覚えた。
休憩を挟み、後半戦のトップバッターは、東北エリア代表のDeo Pad NICOL。メンバー手作りの衣装で登場した彼らの奏でる音楽は、“UKパーティーロック”。大知正紘の後とあって、プレッシャーもあっただろうが、そこはレベルの高い東北エリアを制した実力と自信。会場を瞬く間にディスコと化した。
関西エリア代表のHISAは、本日2組目の弾き語りアーティスト。今大会紅一点の女性ヴォーカルとあって、注目を浴びた彼女だが、“天使の歌声”は8組の中でも絶品。その声と、等身大を歌う歌詞に涙するオーディエンスも少なくなかった。人生3度目のステージがSHIBUYA-AXというシンデレラストーリーにも納得がいく内容だった。
昨年に続きファイナルステージに進出した、北海道エリア代表のSELFISH。前回のリベンジを果たすべく、楽曲・パフォーマンスに磨きをかけた今回は、まさに“殻を破った”。パンク調の「幸せになってくれよ」で心を掴み、エモーショナルな激情ロック「Hello.」で心を震わせた。10代とは思わせない声量と、個々のステージングには、場数を踏んできたオーラのようなものを感じさせた。
大会のトリを務めたのは、北陸甲信越エリア代表のOff the Record。3ピースバンドとしての限界点を突き詰める彼らは、3ピースバンドとは思わせない音の太さで、“郷愁ロック”を熱演。飽きの来ない楽曲構成や、コーラスのハーモニーなど、3人のグル―ヴ感を全国へと見せつけたステージとなった。

最後にゲストライブとして大トリに登場したのが、<Hジェネ祭り>初代優勝のS.R.S。説明不要の演奏力とステージングで、新曲も披露。<Hジェネ祭り2010>を華々しく締めくくった。

<Hジェネ祭り2010>。今回の優勝アーティストは、北海道エリア代表のSELFISHが選ばれた。演奏力・パフォーマンス、まさに文句のない優勝だった。彼らのストレートな人柄にも魅了される人達も多いだろう。昨年のリベンジを見事に果たし、Vo&Gt:森山は、「人生で最高の1日です!!!」と、号泣しながら喜びを爆発させた。また、審査員特別賞には、関東エリア代表のGREEDY CLOVER、ベストパフォーマンス賞には、九州沖縄エリア代表のNeverlostが受賞を果たした。
今年の<Hジェネ祭り>決勝大会は、幅の広い音楽スタイルとなり、オーディエンスも個々のスタイルで非常に楽しめたのではないだろうか。また、出演者にとっても、10代のうちからSHIBUYA-AXでのステージを経験出来る事は、一人の“人間”としても成長する場でもあろう。今後もこの<Hジェネ祭り>から巣立っていくアーティストを楽しみに、来年の“逸材”を待つ事としよう。